「指を鳴らすのは健康に悪い」というのは嘘

Posted by 砂鉄 on 1月 28th, 2012 filed in Kopfball

よくある誤解

昔はよく指の骨を鳴らしていたんですが、最近は指の骨を鳴らすをやめていました。なぜなら関節部分が太くなるとか関節炎を起こしやすくなるとかそれはもう悪い話をよく聞いたからです。

どんなふうな話かは検索すると出てくるのでそちらをみてください。

指をポキポキ鳴らすと太くなるって本当? (06/03/02) – ニュース – nikkei BPnet

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/423/423239.html

骨を鳴らすのは体に悪い?

http://dekisala.com/tinyd7+index.id+17.htm

ヒィィ!! ( ゚Д゚)

こんなのみたら「もう指を鳴らすのをやめよう。」と思うのは当然です。なので私は指を鳴らすのをやめていました。

実はよくわかっていない

ところがドイツの視聴者の疑問を科学的に解決する番組Kopfballで検証したら全く逆の結果になったんですよ!

「指を鳴らすのは健康に悪い」という話はドイツでも広まっておりまして、日本の話と同じように関節症を起こすとか、指の関節部分が太くなって指が曲がらなくなるとか、あと指でつまむ力が弱くなるとか言われてたんです。

ただ指鳴らしが健康に悪いかどうかをまともに研究した人がいないため実際に被験者を使い指を鳴らさない人と指を鳴らす人の関節の検査が行われたことはなかったそうです。唯一の実例は下記のものだけ。

Nur in einer amerikanischen Studie aus dem Jahr 1990 finden Forscher bei 74 langjährigen Fingerknackern immerhin zwei Indizien, die auf Schäden durch das Fingerknacken schließen könnten: Die Probanden damals zeigten vermehrt geschwollene Hände und konnten etwas weniger fest zupacken als nichtknackende Vergleichspersonen.

簡訳:アメリカで1990年に一人の医者が見た74歳の指をよく鳴らす老人の指が一般の人と比べて膨らんでおり、またつねる力も弱かった。

これだけです。たったこれだけ。あとは「骨鳴らすのは体に悪いんじゃないかな~。」というなんとなくの感覚だけでしょうか。

実験結果

では実際に検査を行なってみようということで、5年以上定期的に指を鳴らし続けてた人を10人を募集して、彼らを専門医がMRIまで使って綿密な検査を行いました。

そしてその結果わかったのは彼らは全く異常がなく健常で、それどころか10人中8人は通常の人よりも指を大きく広げることができたとのことです。

もちろん10人という検査結果は科学的調査というには少なすぎますが、一般に常識とされている「指を鳴らすのは体に悪い。」は間違った情報であるといって問題ないのではないでしょうか。

指がなるメカニズム

上で上げたURL上に指がなるメカニズムも説明されていましたが、これは1971年にイギリスの学者が示したものです。これにも注意が必要です。

Die Theorie der Engländer wurde zwar häufig von anderen Wissenschaftlern und vielen Journalisten zitiert – und die Gasbläschen ließen sich auch tatsächlich nachweisen – aber dass sie für das laute Knackgeräusch verantwortlich sein könnten, ist fraglich.

簡訳:この研究は頻繁に引用され、このようなガスの気泡が発生する事も実際に確認されているが、それが本当に骨を鳴らす原因であるかどうかはまだ疑わしい。

というわけです。いまだに指がなる原因は正確にはわかっていないんです。

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